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晴れの日はANDANTE
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看護師をしながら声楽の勉強を始めて12年目になります。イタリア歌曲・イタリアオペラ、ドイツ歌曲・ドイツオペラを勉強中です。
声楽の勉強やレッスンの事やクラシック音楽について、日々感じた事を綴って行こうと思います。
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東日本大震災被災地の物産館

2011/04/18 19:07
音楽無関係ですが、東日本大震災で被災された県の東京都内の物産館です。お気が向かれたらどうぞ足をお運びください。

あおもり北彩館
http://www.aomori-bussan.or.jp/antenna/hokusaikan/index.php

いわて銀河プラザ
http://www.iwate-ginpla.net/

宮城ふるさとプラザ
http://cocomiyagi.jp/

福島県八重洲観光交流館
http://www.tif.ne.jp/jp/sp/yaesu/

いばらぎ観光物産センター
http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/bugai/tokyo/kannbutu/index.html

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闘いはいつも孤独なもの

2011/04/13 02:09
未だに地震が終息する気配がありません。仙台の親戚や従姉は、私に中々被害状況を教えてくれませんでした。私が脳出血で倒れて入院している親父の入院管理を全て一人で行なっているので、「心配するな」「仙台に来る程じゃない」「音楽の勉強の方を頑張りなよ」との一点張り。先日、仙台の親戚にメールでは無く電話で直接被害状況を聞き出したら、やはり相当な事になっていました。叔母夫婦の家は建て増しした部分に支えられてはいるものの、古い母屋は相当基礎が痛んでいて、ブロック塀は崩れ落ちているとの事。独居の叔母は、古いアパートの自宅と避難所を行ったり来たりとの事。従姉夫婦は何とか殆ど家屋の被害は無いとの事。言葉もありませんでした。連休が取れて喘息発作が落ち着いたら、一度仙台に日帰りでも良いから行く必要性がありそうです。

先日、ウィーンの演奏会に既に私の名前がクレジットされている事を知りました。ウィーンの先生方は御忙しいのか御連絡が無かったので、今まで気が付きませんでした。流石に大慌てで、友人みんなにメールをしまくりました。引っ越し中だったのですが、荷造りの手が止まってしまいました。
最近は、激務の整形外科病棟勤務の蓄積疲労と、緊急性の無い手術をこの震災のハイリスク状態に平気で行なう病院経営に対する疑問、震災ストレスと蓄積疲労から来る気管支喘息発作の頻発で、もう違う病院に替わろうかと考えていた程でした。声楽の勉強も思うように進んでいません。本当は4月1日付けで今の無茶苦茶な整形外科病棟から長期療養型の内科病棟に異動だったはずなのに異動を半月も無理矢理延期する事を押し切られてしまいました。今の病院にはもうウンザリです。

今日は久しぶりに教授のレッスンでした。ここの所の震災や喘息発作の悪化で思うようにレッスンを受けられない状況が続いていました。それに、都内でレッスンを受けるのには放射性物質に対する懸念も囁かれています。
でも今の私には放射能が怖くてウィーンに行けるか!!!!!という気持ちが非常に強いです。教授は私がレッスン可能な時には何も言わずにレッスンして下さいます。教授自身、一切レッスンや講義をお休みされていらっしゃらない御様子でした。ウィーンでの演奏会も徐々に本格化してきた今、教授としては私にもっと定期的に月2〜3回コンスタントにレッスンを受けて欲しいような内容の事を仰られていましたが、苛酷な勤務(一週間休日無しや6日連続夜勤など)と、疲労とストレスから来る喘息発作頻発状態の今の私には、これが精一杯の状態なのです。
声楽の勉強時間も自己練習の時間も、確実に減少しています。しかも喘息発作を起こした日の夜には必ずほぼ発熱してしまいます(38℃近く)楽譜を開こうと思っても起き上がれない事も多い状況が続いています。

それでも、声楽の勉強から、ウィーンでのレッスンや演奏会から、歌う事から一切逃げる事は出来ませんし、絶対に逃げたくはありません。今を耐えて乗り切って努力しなければいけないのが私の最大限の「生きる希望」です。誰も助けてはくれません。「そんなに体調が悪いなら、音楽の勉強なんか止めてしまえばいいのに」みたいな事を同じ病棟の看護師が陰口を言っていたという話も聞きました。それでも今の私には、歌う事を止める事は絶対に出来ません。声楽の勉強を止める事は、私に「死ね」と言っている事と同じなのです。私は活きているから歌っている、のではなく、歌うために生きている、のです。
今の私の人生は、余生と同じでオマケの人生です。私の妹が僅か31歳の若さで亡くなってから、妹の代わりに私が死んでやる事が出来なかった時から私の人生はそこで終っていました。生きている自分をずっとずっと10年以上責め続けて来ました。声楽を学び歌っていなかったら今私は生きていなかったと思います。
でも、今の私は生きて歌わなくてはなりません。ウィーンの先生方との約束は、何としても守られなければなりません。

でも、今日福島の原発の被害がレベル7に引き上げられました。チェルノブイリと同じレベルです。ウィーンへの航空便は、オーストリア航空は欠航はありますが運行はしている様子です。ウィーンでの入国状況を確認するために、今ウィーンの先生にメールで確認中でウィーンの先生からの御返事待ち状況です。場合によっては今年のウィーン行きは中止の可能性もゼロではありません。それでも、勉強だけは絶対に止める訳には行きません。今月の末に都内でピアニストの先生のお誘いで演奏会に出演させて頂ける事になりました。歌う曲は、ウィーンの演奏会で歌う予定のシューベルト歌曲3曲です。今、教授からドイツ語の修正レッスンを受けています。3曲なのでほぼ暗譜出来ていますが、去年のシューマン歌曲リサイタルでの失敗を充分に活かすために、今後はより確実な暗譜を行なって行かなければなりません。
誰に何を言われようと、どんなに非難されようと声楽だけは、絶対に諦めない、挫けない、逃げない、負けない事。
自分自身との闘いは常に孤独です。誰も助けてはくれません。でも、私は「神様は乗り越えられない試練はお与えにならない」とそう信じています。
Jessye Normanと握手出来た時に、初めてウィーンにレッスンに行ってウィーンの地に降り立った時に、そう誓いました。それが今の自分の生きる全てだと考えています。

ウィーンの演奏会にクレジットされていた事を、仙台の従姉にメールで伝えました。従姉は震災で非常に厳しい状況の中で一言、
「最近の中では一番の朗報だよ」
とメールで返事をくれました。大きな余震が頻繁に続く中、小学生と1歳の子供を抱えて生活だけでも大変だろうに、私には「助けてくれ」の一言も言わずに、私を仙台に来させないように、声楽の勉強に集中するよう気遣う従姉。
私が今一番やらなければならない事は、今の激務を耐えて、喘息発作を減らすように体調を何とか持ち堪え、なるべく体力の許す限りレッスンに通い、ウィーンに行けると行けないとに拘わらずに出来得る限り声楽の勉強を頑張る事以外には無いと、考えています。
今回の震災で、北海道の妹がテレアポの仕事が一時中断され半月程自宅待機になり、今月は非常に生活が苦しい状況らしいのですが、私に「助けてくれ」とは一言も言いません。今年のウィーンでのレッスンや演奏会での録音が聴いてみたい、応援している、としか言いません。勿論今月は少ないけれど出来る限りの援助をするつもりでいます。

このような状況で声楽の勉強など贅沢、と思われる人も多いです。
でも「それでも諦めない」のが、私という人間の声楽人生です。
非難・中傷は全く怖く無いし、何とも思いません。そのような下らないもので私を萎えさせる事は出来ません。
私は、このままどんなに辛くても苦しくても、声楽だけは絶対に止めない。より強く決心する今日この頃です。
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思いもよらなかった影響

2011/03/25 19:59
東北地方の大震災から2週間が経過しました。

先日、友人達と一緒に震災直後に、教授のコンサートに行って来ました。お客さんはまばらで、コンサート中も余震が何度かありましたが、演奏者の方々の素晴らしい演奏に、とても元気付けられました。その日のプログラムはミサ曲が多く、また被災地で犠牲になられた方々への黙祷もささげられました。
音楽って、人間にとってとっても必要なもの、無くてはならないもの、人の心を慰める事の出来る力があるのだと、改めて実感しました。

数日前、約3ヶ月振りの教授のレッスンがありました。


私自身、歯科治療のために今年はレッスンを減らして自己練習を多くしていた事もあるのですが、やはり震災があってから仙台市内にいる叔母夫婦、叔母一人、従姉一家(子供が1歳と小学生)の安否確認が中々取れ無かった事が大きな気がかりでした。一時的に携帯メールで同い年の従姉とポツポツとメールで連絡は取れても、2〜3日返信が無い事もあり、余震などの影響で一時的に助かったとしても安心出来ない状況が続きました。
また田舎の父が脳出血で寝た切りで入院している病院は、青森県ではありますが海沿いで海岸線にかなり近く、電話回線の混乱で中々病院に電話が繋がらなかった事もあり、身内の安否確認まで約1週間弱時間がかかりました。
それと、何よりも今の自分の職場の事でした。
まず、ここは被災地ではありませんが、近隣の大手スーパーが崩壊した現場から、手術のしようも無い程の複雑骨折で入院されて来た患者さんがいらっしゃいます。やはり、被災者の方々の看護は、御家族も含めて本当に難しいという事を実感しました。
私は1ヶ月の勤務の殆どが夜勤です。夜勤中の余震には休憩時間でも走り回ります。電子機器(人工呼吸器、輸液ポンプ、心電図モニター、酸素供給機)の正常動作確認、非難経路や火元の確認、不安でナースコールを押しっ放しの患者さん、その全てに夜勤勤務の看護師2人と看護助手1人の合計3人で、50名近くいる患者さんの対応に当たらなければいけません。余震が起きる度に、実際に今回の被災地と同じ地震が起こった場合に患者さん全員約50名を自分達が背負って避難する事は出来ない事を考えると、緊張の連続の16時間夜勤の連続となっています。
時々、実際に地震が起きていなくても揺れを感じる事はありますが、それは地震に対する恐怖心というよりも寧ろ、地震発生時に如何に迅速かつ適切な行動、対処を行なうかというハイリスク状態のために、誰よりも素早く地震をキャッチしなければならない職業である事から、非常に敏感になっていると考えています。
夜勤でスタッフの夕食は夜21時過ぎくらいなのですが、その時の話題は、殆どが不必要な買占めや計画停電に不満を漏らす人々への、疑問の声でした。
痛みで自力で動く事の出来ない患者さん、つきっきりの御家族。
東北地方から病院のグループの看護学校に入学して同じ病院で働いている若い看護師スタッフの家族が安否確認が取れ無い事を気遣う声。
それらを目の当たりにしている私達にっとては、生活への不便に対する不満など以ての外でした。


久し振りの教授のレッスンの前日に、珍しく夕方から喘息発作が勃発、夜中3時まで眠る事が出来ませんでした。
教授のレッスンは残念ながらキャンセルしなければならない状況と半ば諦めていましたが、久し振り、約3ヶ月振りの教授のレッスンはどうしても受けたかったので、兎に角強い喘息発作の薬を大量に使って次の日の昼には何とか喘息発作だけはおさまりました。
但し、気管支喘息発作の治療薬の第一選択薬である吸入ステロイド薬は、声帯に非常に炎症を起こしやすくさせてしまいます。
喘息発作が治まったのはいいけれど、ちゃんと教授のレッスンで声が出るのかどうか、それが本当に不安で心配でしたが何とか無事にレッスンを受ける事が出来ました。教授からも、
「喘息をお持ちとは思えない声ですよ」
と仰って頂きました。本当に嬉しい事でした。
それでも、最近は喘息治療薬の薬の量を増やしても中々喘息発作が改善せず、先日定期受診の日に喘息治療のクリニックの主治医(とても優しい先生です♪)に相談した所、どうやら季節性の喘息発作では無く、ストレス性の喘息発作ではないか?という事で、弱めの精神安定剤を少しだけ処方してくれました。眠れない時や疲れたと感じた時にだけ飲んでも構わない、という事で。
その薬を1〜2度内服して多少熟睡しているのか、今は少し喘息発作も小康状態になりました。
ストレスに強い、気が強い、精神力が強い事を今迄自負して来ましたが、今回ばかりは少し疲れたようです。

それでも、こんな時だからこそ自分の生活をきちんと立て直して、音楽を自分の支えとして、自分が出来る事を少しづつ地道にやって行こうと改めて考え直しました。
今年のウィーンでのレッスン曲や、今年リサイタルを予定している曲の勉強も思うように進んでいません。
自分が出る予定だった演奏会も、幾つか中止になりました。
今でも続く余震、安全・節電・節約の状況を考えれば当然の事でしょう。
それでも、来月4月には、ドイツリート&ドイツ・オペラで伴奏をして下さっているピアニストの先生の御出演される演奏会は無事行なわれれる予定との事で私も声をかけて戴き、本当に久し振りの演奏会出演となります。
私はメールでピアニストの先生に、非常に厳しい現状を報告しました。
あれ程意気込んでいた今年のウィーンでのレッスンですらも、今では迷うようになっていました。
その時に、ピアニストの先生から一言、メールで御返事を頂きました。


「御苦労が多いようですが、くれぐれもお気をつけて、“音楽”を忘れずに!」


今迄も、沢山辛い事はありました。
離婚、家族との絶縁、母の失踪、妹の死、父の病気。
いつも、無理やりにでも乗り越えようとムキになる自分の傍に、音楽と歌があったように思います。
例えどのような状況になった時でも、決して歌だけは諦めない。
その気持ちがあったからこそ、今まで多くの難問課題を乗り越えてこれた事だけは、間違いありません。
ピアニストの先生の言葉が、幾つかの事を諦めようとしている自分の不甲斐なさを少しだけ冷静に振り返えさせてくれました。本当に、有難い事だと思っています。
自分に出来る事、少しづつ自分の歩幅で歩いて行く事。
音楽を、歌う事を、決して諦めない事。
音楽と歌があって本当に良かった、こんな時だからこそ余計に思いました。
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Pamina made in Vienna

2011/03/16 02:34
東北地方太平洋沖地震が中々終息しないのに、今度は静岡で地震がありましたね。
先日の東北地方太平洋沖地震の影響で、私の勤務先にも全身打撲、骨折で救急搬送された方がいらっしゃいます。本当にお気の毒な状態です。御家族も寝ずに付き添いをされています。
自分達が「随分大きな地震で揺れたけど、無事だった」では済まされない状況なのだと、改めて思い知らされました。
親戚が仙台市内に多く安否が中々確認出来ませんでした。被災地の惨状は私の考えなども及ばない程に大変な状況である事でしょう。一刻も早い救出と生活の安全を心よりお祈り申し上げます。

先日、3ヶ月振りに教授の呼吸法レッスンに行く事が出来ました。今年に入ってから歯科治療を集中的に行なっていたので、暫くの間先生方のレッスンはお休みさせて頂いていました。
それでも、今年リサイタル予定のイタリア歌曲とイタリア・オペラ・アリアの新曲や、今年ウィーンで歌う予定のシューベルトやブラームスのリートや、たまには演奏会で歌うためでなくても歌ってみたい曲など、そして教授の呼吸練習だけは休日にコツコツ地道に続けていました。
そのためか、ここ最近は中低音域の響きが非常にはっきりしてきて声量もアップし、低音も随分低い音が響くようになったので、メゾ・ソプラノやコントラルトのオペラ・アリアの譜読みなども行なってみたりと、勉強したり練習する曲だけでも少しづつ幅を広げて行こうとしていました。
そんな折の、久し振りの教授のレッスンでした。

その日は、地震の影響でその日レッスン予定だった私以外の生徒さんが総てレッスンをキャンセルされたとの事で、いつもよりもゆったりとレッスンして頂く事が出来ました。
地道に3ヶ月呼吸練習を行なってきたお陰か、呼吸状態は3ヶ月前と大きな変化は無かったようで、また新しい、そして一段難易度の高い呼吸法のレッスンをガッツリ2時間行ないました。8分音符や16分音符のマルカートにレガートを組み合わせての呼吸練習では、本当に腹筋が痙攣を起こしそうになりました(笑)
そして、他の生徒さんのレッスンが総てキャンセルになってしまって少し御時間に余裕のあった教授が、
「今日は少し曲も歌いましょう。何か曲を持って来てらっしゃいますか???」
と仰られたので、G.F.Handel「エジプトのジュリアス・シーザー」からSestoのアリア「Cara, speme」と、W.A.Mozart「魔笛」のPaminaのアリア「Ach, ich fuhl's」をお願いしました。

その前段階の、呼吸法に発声を交えたレッスンで教授から思いもかけない言葉が飛び出しました。
もともと低音域も音域だけは出たのですが声の響きにならない事が殆どでした。最近は少し低音域の声量も出て来たためか教授は随分低い音域まで発声練習されました。その結果教授曰く、

「あなたは随分低い音域まで声が出ています。私(教授)よりも低い音が出ています。私にはこの音は出せません。それは私の声帯の長さがそこまでのサイズだからです。私は今迄何十年も沢山の生徒を教えて来ました。外国人も含めてソプラノで、あなたほど低い音の出るソプラノは初めてじゃないかな。あなたは随分長い声帯をお持ちですよ。声帯は持って生まれた楽器なので私達には作る事は出来ません。このような長い声帯をお持ちだという事は、今後が非常に楽しみになって来ましたね〜」

聞いてビックリ仰天。
一昨年のウィーンでの初めてのレッスンでもウィーンの先生から、

「随分低い音まで出ますね」

と言われましたが、今まで多くの先生にレッスンを受けてきたのですが私の低音域の音域の広さに関して言及された先生は決して多くはありませんでした。
ちなみに私の一番低い音は、ド真ん中のCよりも1オクターブ低いCです。普段の自己練習でも、余程疲れていたり調子が悪いとかでなければこの1オクターブ下のCは出せるようになっていました。ソプラノならば普段の演奏では殆ど使わない音域ではありますが(苦笑)
G.F.HandelのSestoのアリアは、呼吸練習も交えた発声練習で1ページだけレッスンしました。一気に曲全部を練習するのでは無く最初は呼吸法も交えた発声練習を1ページづつ繰り返すように、との教授の御指摘でした。

そして、W.A.Mozart「魔笛」Paminaのアリアのレッスン。このPaminaのアリアは教授はソプラノの生徒のレッスンに良く使用されるとの事でした。そこで、いきなり久し振りにこのPaminaのアリア「Ach, ich fhul's」を通して歌う事になりました。通しできちんと歌うのは去年のウィーンでのレッスン以来、超久し振りの事になります。
ただ、このPaminaのアリアは、私は続けて1時間歌っても声帯に疲労感を感じないオペラ・アリアで、ウィーンの先生からもレパートリーとして全曲勉強する事には何の問題も無い、と言われているので、スタジオ自己練習の最後に時間のある時にはなるべくこのPaminaのアリアを歌う事にしています。3時間スタジオ練習を行なった最後にこのPaminaのアリアを歌って最高音まできちんと発声出来ないようであれば、その日の自己練習には発声的に無理があった事になる良い目安になります。喉に力が入って押し出した発声になってしまっていたか、体をきちんと使えていない発声だったか、多くはそのどちからかに落ち着きます。
久し振りに歌ったPaminaのアリアでは、教授の呼吸法レッスンの効果があって以前にも増して声量がアップした事と、中低音域が響くようになった実感を持ちました。
教授から御指摘頂いた事は、発声に関する事では無く、寧ろドイツ語の発音に関する事でした。特にドイツ語の母音、長母音と短母音、ウムラウトの発音が非常に曖昧なので、次回のレッスンではドイツ語の子音の発音も含めてもう一度同じ曲をレッスンする、という事になりました。

帰宅してからヴォイス・レコーダーに録音されていた自分のPaminaのアリアを聴いて、幾つか驚いた事がありました。以前なら、Lucia PoppやBarbara BonneyやEdith MathisのPaminaとは余りにもかけ離れた声で愕然として総て録音を消去していたのですが、今回は意外と違う事の方を多く感じました。
まず、ヴォイス・レコーダーの録音は音が割れまくりで声量が随分と大きくなった事(笑)です。それと中低音域がきちんとはっきり響きとして声が拾われていてしかもフレーズによっては中低音域の方が音程が良い!!!これは自分で考えもしなかった事でした。
今後は呼吸法と発声のバランスや表現も含めて、声量の調整を行なって行かなければなりません。
それにしても、PoppもBonneyもMathisも真っ青の、まるでメゾ・ソプラノ歌手が歌っているようなぶっ太いPamina・・・・・・・・・・・(自爆)これは、きっと日本のオペラ・ファン、特にモーツァルトのオペラ・ファンが聴いたら大激怒するか鼻で冷たく嘲笑われるような、ブーイングの嵐のPaminaの一丁上がりです(核爆)

でも、ウィーンではこれが普通に、というか正に私自身の「Pamina」なのです。

だから、きっとこれで方向性は良いのだろうと別段不思議にも思いませんでしたし、自分の録音を聴いてガッカリも愕然ともしませんでした。
後は、この岩から削り落したばかりの巨大な石の塊のような私のPaminaを、どうやって磨いて行くのかという事なのだと、そう考えています。
ドイツ語の発音が思った以上に聴き取り辛かった事の方が、超ガッカリ〜〜〜・・・でした^^;
でも、教授に御指摘頂いた「非常に長い声帯」を充分に活かしたPaminaを歌えるようになりたいものです。それがきっと私自身のオリジナルなPaminaになる事でしょう♪


教授がレッスンの終わりにお話しして下さった事がありました。
声楽では女性の自然声はソプラノで、男性の自然声はバリトンなのだそうです。
だから、男性のテノール歌手の発声は非常に難しいのだそうです。

「アメリカではテノール歌手は、Not to be born, but to be made と言われているのですよ」

一つ、賢くなりました〜(爆)

早く、地震が終結しますように。
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古典の大切さ

2011/02/07 19:36
最近、ウェブリブログで御馴染みの「オペラ対訳プロジェクト」様が新しく始められた「オペラ配役プロジェクト」のデータベース作りにハマっております。オペラファンが皆で知識を出し合って、オペラ歌手のレパートリーのwiki版を作るという趣旨の御様子です。

私もオペラが大好きで、最近はオペラ・アリアの勉強も増えて参りました。
もともと声楽の個人レッスンを始める契機になった歌手がLeontyne Priceで、ドイツ・リートの勉強を始める契機になった歌手がJessye Normanでした。
私の部屋には、クラシック音楽のCDやVHSやDVDのカラーボックスが幾つかあって、イタリア系・ドイツ系・その他に分けて整理しているのですが、Leontyne PriceとJessye Normanは個別スペースにCDやDVD等を並べてあります。
それくらい、今の私の声楽人生に影響を与えた歌手だからです。
今迄、少しづつCDやDVDを集めて来ましたが、自分が歌わない作品などに関してはまだ未入手のものも多いです。

「オペラ配役プロジェクト」様のデータベース作りに取り組むようになって、色々な発見がありました。
私が今迄書き込みをさせて頂いた歌手は、Jessye Norman、Leontyne Price、Luciana D'intino、Olga Borodina、Patricia Bardonです。声質としてはリリコ・スピント〜ドラマティコの歌手ばかりです。まず、wikipedia(日本語版、英語版)の他に、歌手のアーティスト情報サイトやYoutube、AmazonやTower Recordで販売されているCDやDVDなどを丹念に調べて、公けにレパートリーとして発表されているオペラや、全曲録音や全曲録画が存在するオペラ作品だけを対象に調べました。オペラ・アリア集などでアリア1曲だけの演奏や、Youtubeでもコンサートでアリアだけの演奏などは、厳密なレパートリーとしては対象外と致しました。
そこで一つとても実感した事は、どの歌手もバロックや古典のレパートリーが意外に多く録音として残されている、という事でした。
Jessye Normanはグルック、ハイドン、ラモー、パーセル、ベートーベン、モーツァルト、Leontyne Priceはヘンデル、モーツァルト(特に魔笛のパミーナはビックリ!!!)、Luciana D'intinoはロッシーニ、ぺルゴレージ、O;ga Borodinaはロッシーニ、マイアベーア、ヘンデル、Patricia Bardonはモンティヴェルディ、ヘンデル、ロッシーニ等でした。

上記の歌手は、ヴェルディやプッチーニやリヒャルト・シュトラウスやワーグナーなども多く歌っていますが、それでもこれだけ多くのバロック〜古典のオペラのレパートリーが実際に存在した事は大変な驚きでした。
無論、世界的な名歌手ばかりです。ですから当然バロックや古典は歌っていると考えていましたが、実際に多くの録音がこれだけ存在するとは考えていませんでした。
全曲盤の録音や映像が存在するという事は、真のレパートリーという事です。
ヴェルディやプッチーニやワーグナーなどの作品を歌うその根底に、バロックや古典が存在するという事の大切さを改めて実感させられました。

私が声楽の勉強を始めて6〜7年経過した頃だったでしょうか。モーツァルトを御得意としレパートリーとしている先生に師事しました。声楽の個人レッスンを始めた当初から、私は声帯が太め、声も太め、発声も太めで、特に発声を集中的にレッスンで叩き直される事は本当に大変でした。特に、モーツァルト歌劇「ドン・ジョバンニ」のツェルリーナや「フィガロの結婚」のスザンナのアリアの勉強は困難を極めて、特にツェルリーナのアリアの勉強中に約3ヶ月程楽譜を開く事も出来ないくらいに落ち込んでしまった事もあります。レッスンの度にモーツァルトに対する苦手意識が強くなり、やがて一時期はモーツァルトなんか大嫌い、二度と勉強したくない、と思う事さえありました。
そんな時に見つけたのが、Leontyne Priceのモーツァルト歌劇「ドン・ジョバンニ」のドンナ・アンナの録音、Jessye Normanのモーツアルト歌劇「フィガロの結婚」の伯爵夫人の録音でした。Leontyne Priceのヴェルディやプッチーニ、Jessye Normanのワーグナーばかり聴いていた私にとって、改めて襟を正す良い契機となりました。
モーツァルトを今勉強する事が難しいなら、他の作曲家に目を向けてみようと思う契機になったのがヘンデルでした。イタリア歌曲&イタリア・オペラで師事している先生から沢山の事を教えて頂き、一昨年初めてヘンデル歌劇「エジプトのジュリアス・シーザー」のクレオパトラ役を通して勉強する契機を与えて頂きました。まだオペラ・アリア2曲と3か所のレチタティーヴォ、シーザーとの2重唱の勉強が残っていますが、少しづつ時間を作りながら勉強を続けてきちんと自分のレパートリーにしたいと考えております。
特に、CDやDVDでは見つける事が出来ませんでしたが、YoutubeでLeontyne Priceのヘンデル歌劇「エジプトのジュリアス・シーザー」のクレオパトラのアリアの多くの録音を発見出来た事は非常に嬉しかったです。ちゃんとブックマークして、時々観ています(笑)きっと、全曲録音があったのでしょうが、現在はその存在の確認も不可能だったため、「オペラ配役プロジェクト」のLeontyne Priceのレパートリーには挙げませんでしたが。

今後は、バロック〜古典も時間を見つけて勉強して行く事、特にヘンデルのクレオパトラは継続して勉強して行く事、モーツァルトはウィーンの先生から課題に出されている「フィガロの結婚」伯爵夫人、「ドン・ジョバンニ」ドンナ・エルヴィーラ、「イドメネオ」イリアについては取り組んで勉強して行きたいと考えています。勿論、オペラ・アリアだけでは無くレチタティーヴォも含めた全曲、レパートリーとして、です。

やらなければならない勉強は沢山あり、仕事も段々ハードになっている毎日ですが、「オペラ配役プロジェクト」様のお陰で新たに意欲が湧いて来ました。
お気が向かれた方は、どうぞ♪

「オペラ配役プロジェクト」
http://www44.atwiki.jp/prima/

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次のリサイタル曲目

2011/01/26 19:15
2日前、今年末〜来年初頭に予定している、イタリア歌曲&イタリア・オペラのリサイタルの曲目がようやく決まりました。いつもなら、1年以上前には既に決定しているのですが、今回は師事している先生とのお話し合いで、曲目決定までちょっと時間が掛かりました。

当初の私の予定では、ベッリーニ歌曲4〜5曲と、ヴェルディとプッチーニのオペラ・アリアを2曲づつ考えていました。でも去年末に先生から、
「今レッスンしている、モーツァルトのフィオルデリージのアリアは歌わないの?折角勉強しているのに」
と言われていたので、モーツァルト歌劇「Cosi fan tutte」のフィオルデリージのアリア「Come scoglio」をプログラムに入れようかどうか迷っていました。更に先生からは、
「ベッリーニ歌曲もいいけど、ヴェルディ歌曲もいいから、そろそろ勉強してみたら?」
と言われていました。そこで、ベッリーニ歌曲2曲、ヴェルディ歌曲2曲と、ヴェルディとプッチーニのオペラアリア2曲づつでプログラムを考えていました。でも、この作曲家の中に1曲だけモーツァルトのオペラ・アリアが入るのはバランスとしてどうなんだろう・・・???と考えあぐねていたのです。
それと、本当に特例として師事している先生から勉強の御許可を頂いた、プッチーニ歌劇「Turandot」からトゥーランドット姫のアリア「In questa Reggia」を今回勉強してリサイタルで歌っても良いという事になっていました。ですから、恐らくトゥーランドットのアリアはリサイタルのプログラムの最後に歌う事になると考えていましたので、その他のオペラ・アリアのプログラムに余り大曲を歌うのはちょっと厳しいかもしれないなあぁ・・・とも考えました。

そこで私は、オペラ・アリアのプログラムをプッチーニだけに統一しようと考えました。師事している先生からヴェルディのオペラで今後勉強するように課題に出されているのが「Il Trovatore」のレオノーラや、「Aida」のアイーダや、「Otello」のデズデモーナや、「Un ballo in maschera」のアメーリア等です。今までも「La forza del destino」のレオノーレのアリア「Pace, pace mio Dio」や「Otello」のデズデモーナの「Ave Mria」は演奏会で歌って来ました。そこからまた、グンと歌唱技術がレベルアップしてしまうオペラ・アリアの勉強が待っています。でも、ヴェルディ「Il Trovatore」や「Aida」のアリアと、プッチーニ「Turandot」のトゥーランドット姫のアリアを一緒に歌う勇気は私には何処を探しても出て来ませんでした。
その結果、トゥーランドット姫のアリア「In questa Reggia」以外のオペラ・アリアは、余り重くならない「蝶々夫人」のアリア2曲と、「Manon Lescaut」のアリア1曲で、選曲して楽譜を作り、イタリア語や指示記号のチェック、CDやDVDやオペラ・アリア集のCDを準備して、師事している先生に御報告申し上げました。すると先生から、意外な御返事をメールで頂きました。
「プッチーニのオペラ・アリア4曲よりも、プッチーニの歌曲を入れたり、ヴェルディの「Un ballo in maschera」のMorro, ma prima in graziaなどはどうですか?今折角(発声が)良くなっている所なので」
という御返事だったのです。これにはビックリ仰天でした・・・・・・・・・・。
ヴェルディ「Un ballo in maschera」のアメーリアのアリア「Morro, ma prima in grazia」のようなドラマティックなオペラ・アリアを先生から勧めて頂いて勉強出来る機会です!!!これは是非とも逃す訳には行きません。しかし、今回私はどうしてもトゥーランドット姫のアリアだけは是非とも挑戦してみたい旨を先生にお伝えしました。トゥーランドット姫のアリア「In questa Reggia」は、今後自分のレパートリーとして長く歌い続けて行こうと考えている訳では決してありません。私はドラマティコ・ソプラノではありません。ウィーンではリリコ・ソプラノ、日本でもリリコ・スピント〜スピントという先生の御判断です。今回トゥーランドット姫のアリアを勉強して歌うのは、飽くまでも自分の声帯を鍛えて強化する事、今まで演奏会で使い物になっていた最高音は、2点h〜2点b止まりだったのを今回は3点cまで演奏会できちんと使える発声に持って行きたい、という強い希望があったからです。

でもそうするとなると、他のオペラ・アリアの曲をどうするのか・・・。イタリア歌曲は、ベッリーニ歌曲2曲とヴェルディ歌曲2曲、オペラ・アリアは4曲は歌いたいと考えているので、アメーリアのアリアと、トゥーランドット姫のアリアの、他の2曲のアリアをどうするのか、余り重いオペラ・アリアを歌う事は今の自分の置かれている状況、仕事や、練習やレッスンの頻度や、体力的な事、喘息発作の状況を考えても非常に厳しいものです。本当に4〜5日悩みました。
その結果、当初はちょっとイレギュラーと考えていたモーツァルト歌劇「Cosi fan tutte」からフィオルデリージのアリア「Come scoglio」と、もう1曲は考えて探した結果ヴェルディ歌劇「Don Carlo」からエリザべッタのロマンツァ「Non pianger, mia compagna」にする事にしました。フィオルデリージのアリアはレチタティーヴォも含めると結構長い曲ですが、音域の高低差が激しい事と後半のアジリダを確実に歌わなければならないので私の声では決して重く歌う事は出来ません。またエリザべッタのロマンツァは短くて高音域も余り多くはないので、声を出し過ぎず不必要に重く歌おうとしなければ上手く纏める事が出来るかも知れない、と考えました。
そこで、師事している先生にこれらの曲目をお知らせした所、ようやくOKが出ました・・・・・・・・・・(ホッ)

師事している先生は、今は私にヴェルディのオペラの勉強をもっとして欲しいとお考えのようです。
でもそれは本当に有難い事であると同時に、至極当然の事でもあったと良く良く考えれば理解出来る事でした。
まずはヴェルディのベルカント・オペラの勉強できちんとしたベルカント発声を身に付けてから、プッチーニのようなヴェリズモ・オペラを歌うのが順当であると私もようやく気が付きました。ベルカント→ヴェリズモは可能ですが、ヴェリズモ→ベルカントは非常に発声的に厳しいものがあると考えています。特に、声量があり私のように声を力で押して歌いがちな欠点を持っている歌い手は、最初にベルカント発声をきちんと叩きこむ必要性は非常に高いと考えています。先生の意図を理解出来ずに勝手に選曲してしまった事を非常に反省しました。

ただ、ここで一つ考えた事があります。プッチーニ歌劇「Turandot」のトゥーランドット姫のアリア「In questa Reggia」ですが、既に楽譜を作って、CDやDVDを何種類か購入し、Youtubeでも色々な歌手の動画を観ましたが、このトゥーランドットのアリアを力で押した声で歌ってしまったら、まず私のようなドラマティコ・ソプラノでは無い歌手は確実に声帯を壊してしまう可能性が高いという事です。ですから、このトゥーランドット姫のアリアは飽くまでも私はベルカント発声で歌わないと歌唱そのものが成り立たないと考えています。勿論トゥーランドット姫という役は、力強い発声と迫力のある声、大きな声量を必要とされる役ですが、それらの条件に振り回されず、自分の持っている声の強さや勢いを最大限に活かしつつも表現に柔軟性を持たせ充分に考えた役作りによって、あくまで自分の発声や歌唱の可能な範囲内で勉強して行かなければならないと考えています。
非常に厳しい選択ですが、私自身が自分に必要と考え課した勉強です。

それと、勿論トゥーランドット姫のアリアを勉強して演奏会本番で歌う許可を下さったのは、師事している先生です。先生の許可が無ければ、私も勉強して本番で歌う事は叶わなかったのですから。
先生には、本当に感謝しております。
これからが、また本番に向けて長い長い闘いが始まりました。
来年、再来年に繋げる事が出来るようなリサイタルにしたと心から願っています。
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久し振りに vol.2

2011/01/14 00:53
今年は去年からの3連続当直勤務で幕開けしました。12月30日〜1月4日まで連続夜勤だったので、力尽きたという感じです(笑)
ようやく今年初歌いが出来たのは1月5日。
今月から本格的に歯科治療を始めたので、歯科治療が一段落つくまではレッスンは暫しお休みします。
その代わり、きちんとスタジオ練習をしています。流石に3連続当直の次の日の休日は一日オフにしたのですが。

今年は、まず春に声楽仲間とイタリア古典歌曲を歌う勉強会をする予定になりました。私が何気なくブログに書いた一言から、やってみたい!!!という方がいらっしゃったので、結局早急に準備を開始しました。
まず曲目の提出をお願いして楽譜集め、メンバーとピアニストの分のコピーを作っています。
全音「イタリア歌曲集1」だけの中から1人5〜6曲という事でしたが、お互い同じ曲も重なったりして、結局最終的には15曲集まりました。ピアニストにもお願いしたら快く引き受けてくださいました。会場も、都内のグランドピアノ付きのスタジオを幾つか目星がつきました。
折角の勉強会ですから、全曲1回通して歌って終了♪ではなくて、自分が歌った曲やフレーズに納得がいかなかったり、別の歌い方や表現をしてみたい時など、ピアニストと直接意見をすり合わせて戴きながら歌う、という趣旨の勉強会にしたいので、少し長めにレンタル出来るスタジオ(3〜4時間)です。
数名ですが、人前で歌う緊張に慣れるという機会でもあると考えています。
会場の申し込みまではまだ少し時間的余裕があるので、ゆっくり選ぼうと考えています。

それから、今年ウィーンにレッスンに持って行く選曲、ウィーンの演奏会で歌う予定のシューベルト歌曲3曲の勉強。確実な暗譜のために基本的に楽譜は外して歌い、自分の頭の中に入っていない事だけを楽譜でチェックして行くという練習法です。それから、発声に関しては一つ一つの声を如何に美しく粒を整えて行くか、という発声の練習を行なっています。
ドイツ語のウムラウトの発音に関しては、歯科治療が一段落目途が付いたらウィーンの先生から御紹介戴いた、某大学j教授のレッスンで修正して頂く事がメインになるでしょう。
それと、今年ウィーンでレッスンを受ける予定の新しいシューベルト歌曲やブラームス歌曲などの勉強も必要です。今、大体の選曲を終えた所なので、これから楽譜作り作業です。

今年末〜来年初頭に予定している、イタリア歌曲とイタリア・オペラのリサイタルの選曲です。8割方は済みました。ベッリーニ歌曲2曲、ヴェルディ歌曲2曲、プッチーニのオペラ ・アリア4曲、「蝶々夫人」から2曲、「マノン・レスコー」から1曲、「トゥーランドット」から1曲。このうちまだVerdi歌曲の選曲が終っていません。早急に楽譜とCDを探さないといけません。また、イタリア歌曲&イタリア・オペラで師事している先生との詳しい詰めもまだです。ピアニストも決まっていませんし。
それでも、楽譜を持っているものから少しづつ歌うための楽譜作りを行ない初め、CDやDVDがある曲に関しては既に勉強を始めております。「蝶々夫人」は木下美穂子さんの映像を、トゥーランドット姫はマリア・カラスや、モンセラ・カバリエの録音と、DVDは今新しく取り寄せ中です。「マノン・レスコー」はレオンティン・プライスのCDととキリ・テ・カナワのDVDで勉強して行きます。
まずは、楽譜作りが最優先ですね。

最近、連続夜勤や喘息発作で勉強や練習が出来ない時には、ある歌手の演奏をDVDで繰り返し繰り返し、何度も何度も観て聴いています。
イタリア人メゾ・ソプラノ歌手、Luciana D'intinoという歌手です。非常にドラマティックなメゾ・ソプラノで、ベルディのおぺらを得意としています。「アイーダ」のアムネリス、「ドン・カルロ」のエボリ、「イル・トロヴァトーレ」のアズチェーナなど、他にはぺルゴレージやロッシーニのオペラの録音も残されていますし、最近ではヨーロッパでムソルグスキー「ボリス・ゴドノフ」のマリーナも歌っているという情報がありました。
D'intinoの低音域は、声量も大きく、響きも厚く、美しく、鋭く、劇的で本当に素晴らしい逸材であると私は考えています。かつて彼女程の鋭さと残酷さと激しいまでのラダメスへの愛情を「声」だけで表現出来てしまう歌手がいたのだろうか、と思う程です。去年、ミラノ・スカラ座の公演で来日しましたが、観に行く事が出来ずに残念でした。
私がどんなに一生分の努力をしても、D'intinoのような声で歌う事は不可能ですが、飽くまでも目標だけは高く持ちたいといつも考えています。
これから、オペラ・アリアの役もどんどん幅広くなってくると思うので、特に私の弱い低音域の発声は絶対に改善していかなければならない最重要課題です。

最近また、連続夜勤の疲労と、職場のゴタゴタなどで喘息の病状が思わしくありません。
でも、今はギリギリ調整を行ないながら、出来る限りの声楽の勉強と練習を積み重ねて行く事しか、私は考えていません。
このまま喘息治療薬がどんどん強い薬になり、多剤併用、規定量の何倍もの使用量に増えて行くと、生命の危機も決して笑い話にはならないかも知れません。
でも、今私は、自分が最もやりたい事を決して休みたくないのです。
その覚悟で、今年も頑張って声楽の勉強を行なって行きたいです。
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久し振りに vol.1

2011/01/13 23:55
前回のブログから、年を越してしまいました。

去年の12月に行なったロベルト・シューマンの歌曲10曲のリサイタルは、生れて初めてのアクシデントに見舞われてしまいました。
リサイタル前日、ピアニストの先生との合わせ練習の時に急に歌詞が出てこなくなってしまった曲が、1曲ありました。人間こういう時には悪循環に陥るものでして、ピアノ合わせで次々と他の曲の歌詞も出て来なくなってしまい、動揺した私はリサイタル前日だというのにピアノ合わせを早々に切り上げて帰宅。シューマン歌曲10曲の歌詞の確認作業に追われる事になってしまいました。
「まだ24時間ある!!!」
と、前向きに考えながらも焦る気持ちばかり。演奏会やリサイタル前日に暗譜で不安を残したのは、これが初めてでした。
その曲は「Sangers Trost Op127 No 1」という約2ページ程の歌曲です。歌詞の最初と最後はちゃんと出て来るのですが、中間部分の2フレーズの分の歌詞が全く出て来ない。シューマン歌曲のリサイタル用の日本語訳のパンフレットは私が自分で作ったものです。だから、頭には入っているはず。シューマン歌曲に取り組んで来たのは1年以上も前。
それで、この体たらくです。自分に嫌気がさしましたが、天変地異でも起きない限りは、次の日は必ずリサイタルが行なわれるのですから。
台風で交通機関がストップしないものかなあぁ・・・と祈り続けていました(苦笑)
結局、リサイタル当日は、声帯の調子は良い方でしたし、緊張も最初の1曲だけで、その後はいつものレッスンやピアノ合わせに近い演奏が出来たように思いました。
でも、結局、途中の歌詞だけが何故か出て来なくなってしまった「Sangers Trost」だけは、MC用の原稿と一緒にオブジェとして置いてある・・・筈だった譜面台に・・・乗せる事に決めました。苦渋の決断でした。
シューマン・リサイタルはお陰様で何とか無事終了致しました。
ピアニストの先生からも、「誰もあなたが楽譜を見て歌っているようには聴こえなかったと思うわ」と言って頂けましたが、私にとってはこんなに不甲斐ない演奏会は初めてです。許せませんでした。家に帰ってから顔中が腫れ上がるくらいに、大泣きしました。
シューマン・リサイタルの直前に、ウィーンの日本人メゾ・ソプラノの先生から御紹介戴いた、某大学の名誉教授のレッスンでも最終にシューマン歌曲のチェックをして頂けたのに、暫く立ちあがれませんでした。

その後、疲労と凹みとストレスと、リサイタルのための連続休暇の後の連続夜勤の疲労で、喘息の病状が良く無い状態でした。かなり多量の副腎皮質ステロイドホルモン剤を約2週間以上に渡って内服をしなければならない病状でした。かかりつけのクリニックの主治医に正直に話してしまうと、すぐ「入院しなきゃダメだよ!!!」と言われてしまうくらいの状態だったのですが、今の私には声楽の事も、父の病気や借金の管理や交渉の事も、仕事の事も、何一つ私を休息させてくれる状況には無かったものですから、クリニックの先生には内緒で(ゴメンなさい・・・)自分の勤務病院で、副腎皮質ステロイドホルモン剤や気管支拡張剤の吸入薬を、通常の3倍の量の処方をして貰っていました。

それで、しばらくはブログを書く事もおぼつかない状況でした。
それでも、声楽仲間とのクリスマス会(銀座ライオン・音プラ)、14年間お付き合いのあるピアニスト御夫妻との忘年会、シューマン・リサイタルで伴奏をして下さったピアニストの先生とのクリスマス会&忘年会と、年末には少し体調を戻す事が出来、たのしい年末でした。
ピアニストの皆さんは、「自分も演奏会やコンクールで暗譜が飛んでしまった事が結構あるんですよ」「聴いてるお客さんが、あなたが楽譜を譜面台に置いて楽譜を見て歌ってるって気付いていなかったんだから、あれくらいは上手く行った方なんだから」と、随分慰められ、励まされました。但し、これはシューマンのリサイタルのピアノ伴奏をして下さったピアニストの先生が仰っていらっしゃった事なのですが、「楽譜を観ながら演奏する時と、暗譜で演奏する時では、脳の使っている部分が違うらしいの。だから、暗譜のための勉強のし方というのを身に付けるようにしないとね」と御指摘頂きました。今後の課題です。

そんな感じで、去年は終ってしまいました。
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猛スパート中

2010/10/27 00:47
ウィーンのレッスンから帰って来て、色々な日常の雑事を片づけて、ようやく通常の日々に戻りつつあります。
それでも、12月にはシューマン歌曲のリサイタルがあるので、今は暗譜作業に集中しかありません。

今回のウィーンのレッスンでも、大きな収穫が沢山ありました。
まず、12月のシューマンのリサイタルで歌う曲全てレッスンをして頂けた事です。
ウィーンの先生からも「シューマンは、イケます」と言って頂けました。

それと、日本での声質はリリコ・スピント〜スピントと判断されているのに、ウィーンではモーツァルト歌劇「魔笛」のパミーナをレパートリーとして全曲通して勉強するように指摘された事です。これは、ウィーンと日本の声質のレベルの根本的質の違いを大きく認識する貴重なチャンスとなりました。

それから、シューベルト歌曲では、日本では殆ど録音が存在しない歌曲、私がジェシー・ノーマンとワルトラウト・マイアーの録音しか見つける事の出来なかったシューベルト「Dem Unendlichen」を、ウィーンの先生に正式にレパートリーとして認めて頂けた!!!という事です。

最後には、ブラームス歌曲が非常に私の声に合っている曲が沢山ある事を御指摘頂き、今後の新しい大きな課題と目標に向けてブラームス歌曲を幾つか課題に出された、という事です。

そして、来年と再来年、私にはとても実現不可能とも言える状況、課題を、先生方から出されてしまいました。
まだ確定ではありません。
私のようなアマチュアであれば、頓挫する可能性も高く、決して有り得ない事ではありません。いや、逆に実現する可能性の方が低いと考えなければならないでしょう。
それを、どのように勉強し、練習して行くのか。その事に今全て掛かっています。
もう御辞退出来る段階ではありません。ウィーンの先生から取り消されない限りは、何が何でも歌わなければならない状況、という事です。
精神的に、結構キッツいです。

たかがアマチュアの私に本当に可能なのか、例え途中でウィーンの先生方から中止されたとしても、今は何とか頑張って勉強、練習していかなければなりません。


日本の先生にレッスンを受けているイタリア歌曲・イタリアオペラでも、大変大きな動きがありました。
今後は、ヴェルディ歌曲の勉強を新しく始める事。
そしてイタリアオペラで今後勉強して行くのが、ヴェルディ「トロヴァトーレ」のレオノーラ、「ドン・カルロ」のエリザべッタ、プッチーニ「蝶々夫人」「の蝶々さん、「トゥーランドット」のトゥーランドット姫、という事になりました。
「ラ・ボエーム」のミミや、「トゥーランドット」のリューは、今は歌わなくても良いという先生の御判断です。
来年後半〜再来年始めには、これらのプログラムでリサイタルを行う事になると考えています。
充分に発声練習に留意しなければいけません。少しでも先生の教えと違う発声をしてしまうと、声帯を壊す可能性もゼロではありません。しかし、ちゃんと先生のレッスン通りの事が出来れば間違い無く歌える筈だと、先生はお考えのようです。

これからも、イタリア系、ドイツ系、きちんと使い分けてどちらもきちんと自分自身のレパートリーとして歌って行く事の出来るように、充分に勉強と練習を行なって行きたいと考えています。

まずは、12月のシューマンのリサイタルからです。
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今さっき、ウィーンから帰国。

2010/10/07 19:11
先ほど、ウィーンでの1週間のレッスンから帰国しました。
最初の話では、レッスンは1日最低1回のレッスンで、スコットランド人の先生と日本人の先生が毎日交代でレッスンして下さり、更にオーストリア人の先生のレッスンは、ウィーン滞在期間中3回、と聞いていたのですが・・・・・・・。
甘かったです(爆)
結局、レッスンの無かった日はウィーンに到着した日だけ。
後は、毎日毎日1日2レッスン、日曜も休まずレッスン、今日日本に帰国するウィーン国際空港の搭乗時刻ギリギリまでレッスンを受けて、ようやく帰国しました。

ウィーン滞在中は、レッスンの他にウィーン楽友協会で、ブラームス交響曲第1番とブラームスのピアノ協奏曲第1番のコンサートを立ち見で聴きました(6ユーロ!)
ウィーン国立歌劇場では、チャイコフスキー「スペードの女王」をパルテッレで立ち観しました(4ユーロ!)
アンゲラ・デノケと、二ール・シコフが素晴らしかったです。

1日2レッスンだったので、観光しているヒマは全くありませんでしたが、超多忙というか、超充実しているウィーンのレッスンでした。

おいおい、ウィーンでのレッスンの事を書いて行きたいと思います。
今日は疲れたので、休みます。
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やっとの事で・・・

2010/09/27 23:08
明後日から、2度目のウィーンのレッスンのために渡欧します。
本当に本当に、ようやく・・・と感慨深いものがあります。

父が病気で倒れて一度は諦めた事。
先生方のトラブルから、自分のウィーンでのレッスンも危ういと感じた事。
酷暑や仕事の激務から、体調を崩す事も多く、練習や勉強やレッスン回数が大幅に減ってしまった事。

勿論、今年のウィーンでのレッスンは去年よりもより厳しいものとなるという事は、きちんと認識・想定して臨む覚悟であります。
少ないながらも、少しでも一つでも、日本で勉強して来た事をウィーンでのレッスンで出せるように頑張りたい。
ウィーンで出来る限り多くの事を見つけ、気付き、学んで来たい。
我儘だとは思いますが、ここはなりふり構わず精一杯貪欲に行きたいと思います。
ウィーンでレッスンを受ける事はどんなに頑張っても、年に1度が限界です。
音楽の都、古い歴史に触れる事の出来る本当に少ないチャンスでもあります。
勿論、プロでは無いので、ウィーンの先生方々が受け入れて下さる限りの範囲内でしか、ウィーンでのレッスンは受ける事が出来ません。
来年またウィーンでレッスンを受けられる保証は、無いのですから。
この御縁を大切に大切に、一つも無駄にする事無く、努力して行きたいという事は心からの希望でもあります。

今年は、課題が沢山あります。
バッハ、モーツァルト、シューベルト、シューマン、ブラームス。
歌曲もオペラアリアも、30曲程レッスン希望の曲を準備はしましたが、どれも本当に不十分な出来ばかりです。
でも、今の私に出来る事をウィーンのレッスンで歌って、学び、日本に持ち帰り、また演奏会やリサイタルに活かして行くしか他にやりようが無いのですから。
きっと、去年と同じ指摘を沢山沢山受ける事だと思います。
特にドイツ語の発音。これは、また今年も泣きそうになるかと思います。
それでも、出来の悪い自分ではありますが、先生方が教えて下さる限り、精一杯勉強して来たいと思っています。
今年は、ピアニストもウィーンで御紹介くださるとの事で、さらに張り切って行きたいです。
私よりもとってもお若いピアニストさんのようですが、ウィーンで勉強されていらっしゃる、日本では学ぶ事の出来ない事も沢山お持ちでいらっしゃるのだろうと、今から武者震いのような心持ちでいます。

約1年半振りに、懐かしいウィーンのレッスンへ。

とりあえず、連続夜勤が終わりウィーン行きの準備に追われていますが、今日はゆっくり眠りたいですね。
明日は、ウィーン行き直前の最終スタジオ練習3時間。
主にシューマン歌曲の練習予定です。

無事にウィーンでのレッスンが受けられますように♪
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ようやくマトモな練習

2010/09/13 01:56
ウィーンでのレッスンまで、後約2週間強。
残された休日は、あと4日間。流石に超ハードな3連続当直は今月はもうありませんが、相変わらず今月の勤務も全て夜勤です。

ここの処、本当に酷暑と疲労の蓄積で、休日でもマトモに練習になった試しがありませんでした。
酷い時は、スタジオでウトウト眠ってしまう事もありました。
今年の暑さは本当に半端無く、夜でも暑いので眠っている時でも暑くて汗をかき、体の代謝機能が亢進しているので、実際には長時間眠っていても、目が覚めると全く休んだ気分がしませんね。
これが疲労蓄積の大きな原因の一つだと考えています。

それに、ウィーン行きまで後約1ヵ月半という処で、ウィーンの先生から新たな課題のメールを2つも頂いてしまいました。
これには流石の私も、非常に大きなプレッシャーとストレスになりました。
新たな課題曲の追加と、演奏会出演についてのメールでした。
今年はそれでなくても、親父の脳出血で倒れて現在意識不明で私が年金やら入院費やら介護保険やら借金やらの管理を全て行っている事で、勤務全てが夜勤になってしまい、本当に昼夜逆転でボケそうになっています。
満足に練習もままならない、レッスン回数は減る。
これは、声楽の勉強や練習やレッスンが大好きな私にとって、非常に耐えがたい苦痛でもあります。
演奏会本番やリサイタルは、好きではありません。
声楽を習っている先生方々、過去の先生も現在の先生も皆さん口を合わせて、

「100回のレッスンより1回の本番」

と仰られるから、演奏会本番で私は歌っているのです。
また、過去レッスンをしてくださった先生の御一人は、

「演奏会本番をやらずにレッスンだけしていると、自分の声に責任を持たなくなる」

とも仰っていました。
実際に、8年前から、2曲程の小さな演奏会から20分枠の比較的長い演奏会まで、地道に歌って来て成長した部分は沢山あります。
でも、私の本来の目的や目標は、ウィーンでレッスンを受ける事による肩書や、プロを目指す事や、ヨーロッパで演奏する事では無いのです。
飽くまでも、音楽の本場ウィーンでレッスンを受けて勉強する事により、日本には無かった発見や刺激や歴史や音楽や文化に沢山沢山触れて、更に勉強と練習を続けながら進化・発展・成長して行く事にあります。
幾ら、ウィーンや日本で美味しい話が持ち上がったとしても、それに振り回される事だけはあってはならないと考えています。
ちゃんと自分の目標をしかりと持ち続け、決してブレない事、いつも初心に還る事、自分の身の程(飽くまでアマチュアである事)を、しっかりと弁える事こそ私にとって声楽の勉強に於ける非常に重要で大切な事です。

今更、時既に遅し、ですが、今後は3連続当直の次の日の休日は、何があってもオフ日にする事にしました。そこで、昨日一日は全くの休日にして料理を作ったり本を読んだりしました。本当に久し振りでした。
今回約2ヵ月程マトモに練習出来なかった事が本当に辛く悔しかったので、自分自身の中で御約束を一つ作りました。これで、少しでも疲労緩和に繋がると良いのですが。
但し、今迄貯め込んでいた蓄積疲労から、喉の調子はやはり今イチでしたが。

今日はここ約2ヵ月の中では本当に良い練習が出来たと考えています。
集中力が違いました。
いつもは焦って歌い込んでいない曲を、作曲家を混ぜこぜにして練習していたのですが、今日はシューベルト歌曲だけに絞って3時間スタジオ練習を行いました。
お陰で、今迄はっきり決まっていなかったウィーンでレッスンを受けるシューベルト歌曲が7曲選曲出来ました。
勿論、色々な工夫をしました。新しい曲を譜読みするよりも、以前レッスンを受けたり自己練習した曲をもう一度おさらいし直したり。
シューマン歌曲は、今年冬にリサイタルを行う事が決まっているので、ウィーンでのレッスン曲としてそのままスライドします。
後は、1ヵ月前に突然ウィーンから「課題曲を持って来て欲しい」と言われた、ブラームス歌曲。今まで2曲しか勉強した事の無い作曲家でした。先月、慌てて録音を聴きまくって5曲選曲して楽譜作りと譜読みを開始したのですが、このブラームス歌曲をどこまで丁寧に譜読み、勉強出来るかは非常に厳しい状況である事には間違いありません。
ただ、選曲は自分の声質に合っている曲を選曲出来たと考えているので、可能な限り勉強、練習に励んで行きたいと考えています。


今回は「休養も練習や勉強のうち(らしい)」という事に気付いた事でしょうか。
アラフォーは、本当にもう若くは無いですね(苦笑)



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楽譜作りと譜読みの3連休

2010/08/25 06:10
一昨日から今日まで本当に久し振りの3連休でした。
今月は勤務全てが夜勤で、しかも殆ど連続夜勤だったので、8月前半の休日は蓄積疲労から、全く練習になりませんでした。酷い時は、スタジオで練習中に眠ってしまった事も、度々ありました。
今月前半にかなり無理な連続夜勤をしたためか、後半は少し連続夜勤勤務もユル〜いカンジです。

来月、9月後半はウィーンでのレッスンが控えています。
本当なら、去年ウィーンにレッスンに行った時に課題に出されたドイツリートや、オペラの役を重点的に勉強して来たのですが、つい1週間前に、急に今年のウィーンでのレッスンで中心的に勉強する内容が変ってしまいました。
ウィーンの先生からのメールでの御連絡で、ブラームスの歌曲を新しくウィーンでレッスンする事になってしまいました。
本来なら、今年ウィーンでレッスンを受ける予定だった曲は、バッハ「シュメッリ歌曲集」からと、モーツァルト歌曲、モーツァルトのオペラ「魔笛」パミーナと「ドン・ジョバンニ」ドンナ・エルヴィーラのアリアと、シューベルト歌曲と、ウィーナーリート。勿論、今迄それらを中心に練習・レッスンを受けて来ましたから、本当に驚き、困惑しました。
ウィーンでのレッスンまで後1ヵ月ちょっとしか時間が無い。しかも、ブラームスの歌曲は声楽のレッスンを始めてから5〜6年前に、2曲しか歌った事が無いのです。本当に困ったので、最初はウィーンの先生に、
「それは難しいです」
という旨のメールをお送りしたのですが、結局自分の今の現状以上の努力を一つもやってみもしないで「無理です」と言うのは、ウィーンの先生方に本当に失礼・無礼極まりないと気がついて反省して、再度メールを送りました。
やってみもしないで、努力もしないで無理だと決めつけた事を反省して、沢山の曲は無理かも知れないけれど、ブラームスの歌曲を少しでも勉強して行く事、後1ヵ月しか無いので、今から勉強したとしても果たしてどの程度歌えるようになるのかは疑問が残るけれど、兎に角少しでも勉強しようと思い、この3連休を全て使いました。

自分が持っているブラームス歌曲のCD10枚程を全て聴き直して5曲選曲して、楽譜をコピーしてドイツ語の発音記号と意味を書き込み、速度記号や強弱記号を全て色分けしてチェックして、録音を幾つか聴いてブレスの位置を確認して、ようやく譜読みの出来る楽譜の出来あがり。しかも、録音を聴きながら曲の全体の流れを耳で掴みながらの作業をして1日1〜2曲づつ楽譜作りと譜読みを行いました。3日間で5曲。
ブラームスの歌曲は考えていた以上に非常に難易度が高かったです。
録音を聴いても譜読み・音取りに苦労した曲が2曲、リズムやテンポを掴むのに大変だった曲が1曲、曲の表現や発声を考えて練習出来た曲は、2曲だけでした。
勿論ウィーンでレッスンを受ける曲は、ブラームスだけではありませんから。この3日間は、ブラームスの歌曲以外の曲の練習は、シューベルトとシューマンの歌曲2〜3曲だけでした。本当にウィーンのレッスンに間に合うのか、本当に心配ですね。
今までは、選曲して楽譜作りをして譜読みして先生のレッスンで見て頂いて先生と相談して選曲していましたが、今回はそんな余裕はありません。
しかも私の場合は低音域も出るし、中高音域も結構響くので、時々曲のキーを中声用や低声用に変えるように途中で先生に指摘される事もあります。
特に、去年のウィーンでのレッスンでは、レッスン途中からいきなりキーを中声用や低声用に下げて歌ったケースも2曲ありました。楽典もソルへージュも勉強した事のなかった私には、結構ビックリしたし、きつかったです(苦笑)
ブラームスの歌曲でもまた同じケースは充分に考えられます。曲によっては既に最初から自分で中声用で練習している曲もあります。
ただ、改めて集中的にブラームス歌曲の勉強と練習をしてみてとても強く感じた事は、シューベルトやシューマンの歌曲に比べて、結構重い曲が多いのかな?という印象を受けました。
これがまた、今年予定しているシューマン歌曲のリサイタルが終了した後なら、また印象も少し違ってくるのではないかと思いました。

でも、この3日間で新曲5曲何とか譜読みは出来たので、後はウィーンにレッスンに行くまでに発声に出来るだけ気を付けながら詩の内容や自分なりの表現について考えながら、出来る限り歌えるように練習を重ねて行きたいです。ウィーンにレッスンに行く前に、一度でいいから日本の先生にレッスンを受けられるように頑張らなければなりません。結構ハードな3連休でした。
昨日は少しユーロも値下がりしたので、追加で円をユーロにチェンジもして来ました。

結構ハードな3連休でしたが、これからもウィーンのレッスンまで出来る限り集中した練習を行って行きたいです。
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シビアな状況

2010/08/16 08:08
今月は、勤務総てが夜勤で休日も少ない。
先日6日連続夜勤の合間の1日の休日に、市民センターの音楽室を4時間借りたのだけれど、クシャミ・鼻水が酷くて1時間も練習にならなかった。
市民センターの音楽室で、ほぼ寝ていた。

一昨日、6日連続夜勤今月2クール目が終わり、仕事帰りにやっとこさゲットしたウィーン行きの往復航空券を受け取って来た。
本来なら、9月27日〜10月4日の予定だったのだけれど、航空会社の格安チケットが売れ切れてしまっていたため、10万円も高いチケットしか予約出来なかった。ただ、日程を僅かにずらせば日本〜ウィーン往復で11万円のチケットが9月29日の1日だけ入手可能という事で、早速JTBのカウンターからウィーンの先生に日程変更のメールをお送りした。
本当に運よく、ウィーンの先生方と日程調整が出来て11万円の往復航空券が購入出来た。

ホッとした所で、蓄積疲労と精神的ストレスのためか、先週の連続夜勤の中休みはスタジオ練習が殆ど出来なかった。
折角ウィーンでのレッスンが決まったのに、こんな事ではいけない!!!

一昨日、昨日は久し振りの2連休だったのだけれど、風邪はひいていないのに熱があって、結局スタジオ予約の時間に起きる事が出来ずに、本当に情けなくて悔しくて、溜息しか出て来なかった。練習出来ない事が、一番辛い。
ウィーンのレッスンに行って、
「夜勤が続いて仕事が忙しくて、勉強する時間が足りませんでした」
とか言うくらいなら、最初からウィーンまで行ってレッスンを受けるべきではないだろう。

今日は、体調も、喉の調子も今一つだった。というか、特に低音域の発声が割れていた。これには非常に困惑したが、今月は今後の勤務も含めて総て夜勤である。寝言を言っている余裕は無い。
余り声帯に負荷のかかる、体力的にも消耗しやすいオペラアリアの練習では無く、バッハ「シュメッリ歌曲集」モーツァルト歌曲、ウィーン歌曲などの音取りや譜読みを丁寧に行うように心掛けた。

決して無理な発声をしない事。自分自身の無理無いの発声から練習出来る曲をいつでもセレクトできるような、常日頃から多くの録音を聴いたり、多くの映像を観たり、楽譜を常にチェックするという事は、とても大切な事ではないのだろうかと思った。

今は身体的に疲労困憊なので、どちらかというと、力で喉から声を押し出しているように考えている。
早く、このストレスと疲労が緩和してくれれば、もっときっちりと声を出して歌わなければならない、モーツァルト「ドン・ジョバンニ」のドンナ・エルヴィーラのアリア3曲の練習も再開出来る。
シューマン歌曲も、ドラマティックに歌う必要性は無いと私は考えているのだけれど、かなりしっかりとした発声を心掛けなければならない。若干の力強さ、は必要のように考えている。
以前、ドイツリート・ドイツオペラの先生から指摘を受けたのだけれど、シューベルト「ミニヨン」と、シューマン「のミニヨン」では非常に発声的に違うという事だった。
シューベルトはどちらかというと鼻歌に近いイメージ、つまり声を押して出すのではなく、飽くまでも声の響きで歌ように。シューマンはもっと大人の声のソプラノというイメージで。つまりかなりしっかり声を響かせる、ある種の力強さが必要になって来る。余り意図的に自分の発声を細く作らないようにするためには、横隔膜から両下腿筋肉の支えが非常に大きいと私は考えている。
つまり、頭のてっぺんの太いゴムチューブを後頭部〜背中を通って両足の踵に引っ張るまでにそれを途中でしっかり支えてゴムが跳ね帰らないように支える、というか。
これらは勿論作曲家が曲を作曲した経緯にもよるとかんがえているのだけれど。
今のこの疲労でボロボロになった私の声帯ではシューベルト以降の作曲家の曲は練習出来ない。歌曲は練習出来ても、オペラアリアの練習は相当厳しい(苦笑)

今、ウィーンのレッスンに持って行くための曲で一番練習が進んでいないのが、ヴィーナー・リート。「ウィーン、我が夢の町」以外は聴いた事も無い曲なのである。去年、ウィーンでシューベルトの歌曲を教えてくださった先生が、私の声に合わせて楽譜を送ってくださった。何としても今年は戴いた楽譜3曲、ウィーンのレッスンに持って行きたい。

とゆ〜所で、今は身体的疲労と精神的ストレスで、中々思うように歌の練習が進まないのだけれども、もうウィーンにレッスンに行く日程も決まり、航空券も購入した。
残されている時間は少ないけれども、とにかく頑張って行きたいと思います。

いつのまにか眠ってしまって、気がついたらこの時間(苦笑)
夜勤の出勤時間まで、もう少し休みますzzz

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久し振りの練習

2010/07/12 17:45
約半月ぶりに昨日はスタジオ練習が出来ました。
日曜日は比較的スタジオの予約が難しいのですが、少し離れてはいましたが3時間スタジオを確保出来ました。
ヘンデルのクレオパトラのアリアを歌い終わって、ドイツ・リートとモーツァルトのオペラに切り替えになります。

昨日は、まず今年12月に予定しているシューマンのリサイタルで歌うシューマン歌曲9曲から。
今年9月に予定しているウィーンでのレッスンから帰国後、10月からはピアニストの先生とピアノ合わせを始めなければなりません。そのピアノ合わせまでには9曲全曲暗譜していないと、リサイタル本番に間に合わないし、自分の目指す歌唱も不可能だと考えています。
今は主にウィーンのレッスンに持って行く曲と、シューマンのリサイタル曲とを交互に並行して練習していますが、ウィーンでのレッスン曲をメインに勉強・練習する日であっても、必ずシューマンのリサイタル曲は一度は全て通して歌う事にしています。
毎日、好きなだけ音楽に時間を費やすという事が非常に困難な私にとっては、必ず継続して練習するという事は何よりも大切で効果的な練習方法なのです。
細かい突っ込んだ練習はウィーンでのレッスンが終了するまでは中々時間的には難しいのですが、毎回スタジオ練習で一通り通して歌い続けて来たので、半分くらいの曲に関しては、
「この曲の解釈は、録音を聴いた歌手の歌い方と自分とは随分違うな」
「この曲のこの歌詞をもっと丁寧に歌いたい、この歌詞の美しさが伝わるように歌うにはどんな発声がいいのか?」
というような事を感じる事が多くなって来ました。これは、ひとえに「歌い続ける」という地道な作業をコツコツと続けて来たからだと考えています。
その日、気が向いた時にその時の気分で歌う曲をコロコロ変えていては、このようには行かなかったでしょう。
それと、シューマンの歌曲に関しては先生から、

「モーツァルトやシューベルトと違って、もっともっと大人のソプラノの声、っていう感じで歌って欲しい」

と指摘を受けました。だから、ヘンデルのクレオパトラで歌っていた深くて太い発声を、もう少し軽くしたイメージで歌っています。イメージと言っても「気持ち的」という意味では無くて、シューマンは歌曲な訳ですから、フォルテの部分であっても決して押さずに声を響かせる事、声量を極端にボリュームアップしない事などに配慮する事、フレーズにピアノの指示が無くても歌詞やドイツ語の内容によっては効果的に声をピアノ、またはピアニッシモで発声する事により、全体的に表現の幅を広くする事に繋げて行く、というような事です。
歌曲は、作曲家とともに詩人の作品を表現しなければならないので、そこはとっても難しい所ではありますが、やはり勉強し甲斐がある所です。

シューマン歌曲の次は、本当に久し振りのモーツァルト「ドン・ジョバンニ」のドンナ・エルヴィーラのアリア3曲の練習をしました。
久し振りに歌って見て、ビックリ仰天しました。
ヘンデルのクレオパトラを自分の出来る限りドラマティックに歌っていたため、モーツァルトのアジリダの部分、声が回り辛くなってしまっていました!!!これは本当に困った!!!と凹んでしまいました。
ヘンデルのアジリダとモーツァルトのアジリダでは、歌唱方法も発声も全然違う!!!
クレオパトラを歌っていた時の発声では、完全に「重過ぎる」という事を認識しました。発声自体がクレオパトラを歌い込む以前よりも太めの発声になっている事は自分でも自覚していたのですが、その発声を細くするのでは無く軽くする事で声を回して動かして行った方が良いのではないだろうかと考えていましたが、ドンナ・エルヴィーラのアリアのアジリダで声が回らないのであれば、どんなに頑張ったとしても本末転倒です。
オクターブの跳躍音や、ロングブレスに関しては依然よりも歌う事に困難さを感じる事が少なくなったように感じましたが、次のレッスンの時に先生にどのように修正して行くのかを相談しなければなりません。
このドンナ・エルヴィーラのアリア3曲はウィーンのレッスンにも持って行く予定です。
また先生からも、

「ドンナ・エルヴィーラはあなたのハマり役だと思う。スザンナやツェルリーナよりも、本当に歌い易そうに自然にうたているように聴こえる」

と言って頂けた役柄なので、ここは一つ一つ丁寧に慎重にドンナ・エルヴィーラ役を勉強して行きたいと考えています。
発声の太さや重さの改善策は、きちんと先生と相談して最も私の良い発声で歌えるように練習していかなければならないと思っています。
嗚呼、どうやってドンナ・エルヴィーラを歌おうかと困惑してしまいますが、元々声楽の勉強を始めた頃から早い段階でこのドンナ・エルヴィーラを歌えるようになる事が私の目標、憧れでもありました。
折角、ウィーンの先生からドンナ・エルヴィーラをレパートリーとして認めて頂けたのですから、多少の困難はあって当然!!!と何事も持ち前の頑張りと努力と歌への愛情で、乗り越えて行きたいです。

次、19日のレッスンまで後2回スタジオ練習が出来るので、少しでも進歩・改善出来るように頑張りたいですね。
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焦る気持ち

2010/07/06 11:23
先日、ヘンデル歌劇「エジプトのジュリアス・シーザー」クレオパトラのアリア5曲の演奏会を終えてから、トンでもない勤務が続いている。
2日日勤&6日夜勤の、8日連続勤務が終了。連日手術があり、大忙しの夜勤。
しかも、この梅雨空で喘息発作の調子も今一つ。

1日の休日は、目が覚めてから起き上がる事が出来るまで1時間半かかった。
本当は、午後からスタジオ練習に行きたかったのだけれど、目が醒めてからまず両足が動かなかった。両足のふくらはぎが、パンパン。トイレやお風呂に歩くのが、やっと。
しかも、雨が降ったり止んだり。喘息発作自体はそれ程大きくなかったけれど、とても3時間のスタジオ練習に耐えられる状態ではなかったので、仕方が無くオフ日にしました。

本当なら、12月リサイタル予定のシューマンの歌曲9曲と、ウィーンでレッスンを受ける予定のモーツァルトのオペラアリア、「魔笛」のパミーナのアリアと、「ドン・ジョバンニ」のドンナ・エルヴィーラのアリア3曲を練習する予定を立てていました。

日本ではイタリア歌曲&イタリアオペラを習い師事している先生からは「スピント」な声質と御指摘を受けているので、クレオパトラのアリアをもう半年程歌い続けている私といては、ウィーンでレッスンを受けて師事している先生方から御指摘を受けている「リリコ」に切り替えて、発声や体のポジショニングを調整してモーツァルトのアリアを歌わなければならない。去年の3月に初めてウィーンでレッスンを受けた時とは、発声自体が多少変化していると考えられるので、早めにドイツリート・ドイツオペラのモードにシフトしたかった。
時間が無いのに、とっても悔しい思いになりました。

ただ、昨日からまた6日連続夜勤で、この連続勤務が終了したらドイツリートのレッスンを受けて発声の調整を行ってウィーンでのレッスンに向けた本格練習に入って、もう休日は全てスタジオ練習かレッスンに充てなければならないので、月1日くらいの疲労緩和休養日は仕方が無いのかも、と諦めました。
身体的疲労が激しい時には、声帯にかかる負荷も大きく、スタジオ練習も2時間持たない事もあります。
今焦って声帯を潰す事よりも、1日の休養を惜しまず大きく気持ちを持って、一日も早く体調を戻す事に集中しなければ、ウィーンでのレッスンで必ず後悔する事になるだろう、と自分自身考えています。
特に、疲労困憊の時のギリギリでの練習の時には、発声を押し出しがちになってしまう傾向があります。

以前にも先生に言われた事があるのですが、

「少し調子がよく無い時くらいが、一番力みが抜けていて丁度良い。調子の良く無い時に合わせてコンディションを調整していれば、調子の良い時にはもっと歌える」

との事でした。
特に、シューマン歌曲や、モーツァルト「ドン・ジョバンニ」のドンナ・エルヴィーラのアリアは、思い入れもあってかどうしても力が入ってしまうので、特に要注意です。
逆に、モーツァルト「魔笛」のパミーナのアリアは、1時間ほど歌いっ放しでも全然声帯が平気のへっちゃら、なのです。決して日本でいうところのパミーナらしい綺麗な声では無いのですが(超苦笑)

あと4日間、無理せず夜勤をこなして行きたいと思います。
ふうぅ・・・・・・・・・・。
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演奏会が終わって、一息ついて・・・

2010/06/29 21:56
何とかかんとか、無事とは言えないまでも演奏会本番終了。

演奏会本番当日の朝も喘息発作が起こってしまい、早朝から喘息の治療を可能な範囲で行いながらの演奏会になってしまいました。喘息の治療薬、特に速効性のある吸入薬は副作用も強く、4〜5時間もの間心拍数が1分間に100を超える状態が続いて、かなり厳しい演奏会本番となってしまいした。

それでも、ギリギリ最低限の調整を行って、最終のピアノ合わせを当初の予定の30分から15分に切り上げて、1曲目に歌うアリア「Non, disperar」と、他のアリアのレチタティーヴォのチェックだけに留めて、本番に臨みました。流石に目いっぱいの喘息治療薬の多量使用により症状は何とか改善されたものの、喘息発作をおこしていない時の状態とまでは行きませんでした。最初の1曲目のアリアではブレスが不足しがちで、カンニングブレスが非常に増えてしまったのですが、それでも中盤以降は何とか立て直す事が出来ました。

雨が降りそうな曇り空の割には非常に蒸し暑く湿度が高く、ピアニストが1曲演奏する度毎にピアノの鍵盤を拭きとらなければならない程の湿度。
そして、ヤマハとスタインウェイのグランドピアノのために調節された空調のため、歌っていると非常に喉だけは乾燥して来るというハード・コンディション。
でも、その中でも、自分の演奏したい事、やりたい事は何とか出来たように考えています。

今回の演奏会は13年前から参加させて頂いています。途中6年のブランクがありました。転職、転居、妹の死などで一時演奏会に出られなかった時もありましたが、4年前から再び参加させて頂いています。
そしたらビックリ!!!
演奏会の後片づけをしていたら聴きに来て下さったお客様4〜5人から、今年もとても楽しみにしてくださっていた、とのお言葉を頂戴いたしました。
また、ピアニストの御主人からは、完璧にクレオパトラに見えた、とのお言葉を頂きました。
勿論、皆さんお世辞も含めてであるとは思うのですが、どんなに苦しかったけれども頑張って演奏会本番の舞台の上に上がって歌う事が出来て本当に嬉しく、幸福であると感謝しています。
今回の経験を活かして、また地道に声楽の勉強を続けて行きたいと思っています。


本当はここで少し休養したい所ですが、今年9月にウィーンでのレッスンのために、バッハ、モーツァルト、シューベルト、シューマン、ブラームスの歌曲と、ウィーナーリート、モーツァルトのオペラアリアの勉強、そして今年12月に予定しているシューマンのリサイタルの勉強など、色々と盛り沢山でなかなか休養している暇がありません。
しかも、7月は1ヵ月のうち21日は夜勤勤務という、今迄よりもハードな仕事になるので、体調管理も含めて多くの調整を行っていかなければなりません。

何とか頑張って行こうと思います。
取り敢えずは、9月のウィーンでのレッスンに向けて発進!!!です。
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明日は演奏会本番!

2010/06/19 22:49


今日は、朝疲労困憊で目が覚めて、慌てて起きて病院受診。
その後、スタジオで1時間発声練習してから、本番会場の千葉入り。
急いでホテルにチェックインしてから、ピアニスト宅で最終の打ち合わせと気になるフレーズのチェックを行った。
声帯の調子は悪くないんだけど、ある理由から非常に声帯が疲れ易くなっているので、今日は無理せず軽めの調整で終了。

買い物をして、夕食は中華料理店のお粥を食べてホテルに帰る。

今はもう、お風呂にゆっくり浸かって、パックもして、せんねん灸もして、寝るだけ〜〓

明日は頑張らなきゃ〜〓
演奏会本番1週間前から禁酒していたので、早く、冷たいビールが呑みたいっっっ!!!
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演奏会本番まであと少し

2010/06/15 23:57
このブログは今日が初めて。
いつも、他のブログでは論文調の理屈めいた文章になってしまうので、ここのブログは「呟き専門」
でもツィッターは使えませんが。

もうすぐ演奏会本番。
ヘンデルのオペラ・アリア5曲。
昨年、ヘンデル没後250年のメモリアルイヤーだった事から、ヘンデルのオペラ1作品の中の1つのソプラノの役柄を、全幕通しての勉強に初めて着手。
レチタテーヴォからアリアまで、オペラを全幕通して勉強するのは、生まれて初めて。
でも、声楽の勉強を始めてから、1つのオペラ作品の役柄を全幕通して勉強できるようになるのが、夢だった。
まだ、全幕勉強は終わっていないけど。

最近、演奏会間近になって、持病の喘息発作が出て来てしまった。
体調が悪いと、考える事も後ろ向き。
でも、今凹んでいても始まらない、と自分に言い聞かせる。

今回の演奏会が終わったら、暫くはイタリアオペラの勉強から離れて、ドイツリートの勉強に専念しないといけないので、今回の演奏会できっちりヘンデルのオペラをレパートリーに出来るように歌いたい。
でも、オペラアリア5曲で、約30分以上の演奏時間。

早く喘息発作を抑えて、体調を整えねば・・・・・。
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